奨学金だけでは足りない!教育ローンが必要な理由

奨学金があるから学費の心配は不要と言いたいところだが、残念ながらそう上手くはいかないのだ。ここでは奨学金の不足を補完するうえで有効な教育ローンを紹介します。

入学までにまとまった金額が必要!

奨学金が利用できれば,大学進学に関するお金の心配がすべてなくなるわけではない。というのは,各種奨学金が実際に自分の銀行口座に振り込まれるのは,大学に入ってからである。しかも多くの場合,一定額を毎月受け取るタイプが多い。つまり,入学までにかかるまとまった費用(学校納付金など)は,奨学金ではまかなえないのである。
また,一般入試でなくAO入試や推薦入試を経て,入学を決める人も多いが,学校納付金などは,秋から冬にかけての早い段階で支払う必要がある。実際,せっかく合格しても「期日までに学校納付金を払えない」と,大学や高校へ相談するケースも増えているという。

教育ローンでカバー!

こうした入学までに払い込む必要がある学校納付金などをまかなう手段として,「教育ローン」がある。教育ローンとは,大手銀行をはじめ,各地方銀行や信用金庫などの各種金融機関が,大学進学にかかるあらゆる費用をまかなうことを目的に貸し出す金融商品である。借りられる金額も十万円から数百万と幅広い。保護者が契約者となり,ローンを返還していく。ローンなので,当然利子がつくが,ほとんどの場合は年利 3%前後となっている。
利用する際の注意点は,金額が大きいので借りすぎないことである。借りる額が増えるほど,返還金額が増え,返還期間も長くなるからである。

おすすめは「国の教育ローン」

「国の教育ローン」は,各都道府県に必ずひとつはある日本政策金融公庫がメインの窓口であるが,各金融機関でも扱っている。魅力は他の教育ローンに比べて,金利が低く設定されていることである。2018年11月の時点で,1.78%の固定金利となっている。また貸付限度額は 350 万円までとなっている。利用にあたっては,子どもの人数によって世帯年収の上限が定められているが,これをクリアすれば,大学や短大,各種専門学校,海外留学まで,幅広い用途に利用できると言うメリットがある。

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