返済不要な給付型奨学金、できることなら活用したいもの。しかし、日本学生支援機構の旧型奨学金は定員も少なく狭き門です。そんな中、注目されているのが「予約できる奨学金」！ここでは、おおまかな内容をご紹介します。
入学前に予約できる奨学金
各大学ではここ数年で，優秀な学生を確保するために，独自に給付型の奨学金制度を積極的に導入している。その中でも，注目を集めているのが「入試前予約型給付奨学金制度」である。この制度の特徴は，受験する前に，合格したら，入学後にこの奨学金を利用する旨を申請するというものである。
申請した後，保護者の年収など諸条件について審査があり，採用通知が大学から来れば，あとはがんばって入試に合格し，入学後に所定の手続きを行うことで，一括で数十万円といった金額が支給されたり，授業料が減額・免除されたりする。もちろん、給付型なので返す必要はない。
これまでの給付型の奨学金制度だと，募集が入学後だったり，指定された入試の成績優秀者のみが対象だったりと「狭き門」であることが多かった。しかし，最近の「予約型奨学金」は募集人数が比較的多く，基本的に合格しさえすればよく，受験前に奨学金がもらえるかどうかが確定しているので，入学前後のマネープランが立てやすいというメリットがある。ちなみに、日本学生支援機構の奨学金と併用もできる。
2018 年度から，日本学生支援機構の「給付型奨学金」が本格実施されたが，対象となる学生はかなり限られている。これに対し，大学独自の「予約型給付奨学金」は幅広い層を対象としているので，使い勝手がよい。第 1 志望校に，この制度があり，条件が合えば，ぜひトライしてみよう。
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